東京八丁堀皮膚科・形成外科の大日方夏美先生に、寒冷じんましんが発症しやすい人について伺うと、「年齢・性別問わず、誰でも発症する可能性がある」ということです。

屋外に長時間いる人は体が冷えやすいということもありますし、皿洗いなども含めて水を使って仕事をする人も発症しやすいということです。あとは、タイプ的にアレルギー反応を起こしやすいという方もいるということでした。

さらに、繰り返し発症する可能性もあります。例えば、子どもの頃一度発症した人が、大人になるまでの間は発症していなくても、大人になってもう一度刺激を受けて発症することもあるそうです。

気をつけておきたいのは、急激に体を冷やすことです。冷やすと、やはり体に刺激があるので、お風呂上がりに寒い脱衣所で着替えをしたり、暖房の中で体を温めた後に外に出たりするなど、外出する際も気をつけてください。

また、喉が渇いた時に冷たい飲み物を一気に飲むと、喉の粘膜にじんましんが起きるということもあるそうです。

ホラン千秋キャスター:
私は寒冷じんましんをよく発症するので経験があるんですけど、寒冷じんましんが出やすい人は、逆に寒い季節に急激に体を温めると今度は温熱じんましんも出やすいので、寒くても暑くても、急激な温度変化に弱いっていう方が発症しやすいっていう感じがあります。

井上貴博キャスター:
特に接客業の方とか、人目に付きやすいところに発症するとつらいと思いますし、専門医に診ていただかないと手荒れを寒冷じんましんと誤診されたり、寒冷じんましんと診断していただけなかったりするそうなので、やはり皮膚科の専門医に特殊な検査を受けてみるっていうのは大事かもしれないですね。