アメリカで16歳未満の利用 法規制する動きも
小川彩佳キャスター:
アメリカで大きな議論となっている、子どものSNS利用。アメリカでは既に規制する動きが出てきているんですね。

23ジャーナリスト 宮本晴代氏:
例えば、ユタ州では18歳未満のSNS利用を規制する法律が既にできています。そして、南部のフロリダ州では16歳未満のSNS利用を禁止とする法案が下院で可決されました。
これに対しては懸念の声も出ています。
自由人権協会は「表現の自由を抑圧するのが目的だろう」と危惧する声もあがっています。
東京大学准教授 斎藤幸平氏:
メタのザッカーバーグ氏が詰められてましたけれども、実はメタのフランシス・ホーゲンという元社員の人が、フェイスブックの内部文書みたいなものを告発して、その中に「フェイスブックは儲けを優先してインフルエンサーの投稿がシェアされやすいようにしていたり、質が低くてもみんながシェアしてくれるようなものを優先してアルゴリズムを組んでいた」というようなことが問題視されています。
実際、そういうことで子どもたちが自殺、拒食症、性被害の犠牲になっているということは、やはり問題視されてもしょうがないかなと思います。

藤森祥平キャスター:
日本は、Facebook・Instagram・X・TikTok・Youtubeは13歳未満の利用を認めていません。しかし、SNSがきっかけとなり、子どもたちが事件の被害者になってしまうケースが相次いでいます。

例えば、SNSで知り合った人に女の子同士だと思って下着姿の写真を送ったら、実は男で脅迫されてしまった、ということもあります。