国会では6日も“政治とカネ”の問題をめぐって論戦が続き、野党側は、5年で50億円もの政策活動費を受け取っていたとされる自民党の二階元幹事長の問題を追及しました。
また、自民党は派閥をめぐる裏金事件で、2日から聞き取り調査を行っています。
「誠実さが全く感じられない」 裏金事件 自民党アンケート調査

日比麻音子キャスター:
裏金事件を巡り、自民党議員に聞き取り調査が始まりました。対象となるのは安倍派と二階派の約90人です。
聞き取りを行うのは、森山総務会長や渡海政調会長、小渕選対委員長ら自民党の幹部です。キックバックの金額や使い道についての聞き取りが行われ、野党側は、裏金を受け取った議員の5年分のリストを要求していました。
このリストは2月5日、野党側に提出されましたが、5年分ではなく、実際には3年分のリストだったということがわかっています。また、この内容に関しては訂正された金額、その団体、そして代表者が記載されていましたが、支出や日付の具体的な記載はありませんでした。
これを受けて立憲民主党の安住国対委員長は「こんな態度で全容解明しようっていう誠実さが全く感じられない」などと話しました。