私たちの家計に関するデータが発表されました。青森県内の企業のこの冬のボーナスの平均額が3年連続で増加しました。ただ、家庭の懐事情は「暖冬」とはいかないようです…。
県経営者協会がまとめた年末賞与・一時金の最終妥結結果によりますと、回答した企業71社の平均額は49万2587円で、前の年を9293円上回りました。
残っている記録では、50万円超えの1998年に次ぐ高い水準です。
一方で、このようなデータも。プロクレアホールディングスの調査では、物価上昇による家計への影響が「とてもある」「ややある」と答えた人の合計は97.2%となりました。
年代別で「とても影響がある」としたのは60代の割合が最も多く、年金や貯蓄を取り崩しながらの生活がうかがえます。
また、物価の上昇で増えた支出は「ガソリン・燃料」が最多で、「水道光熱費」「食費」が続き、生活に不可欠な費目が占めています。
ボーナスの増加分は、物価高で相殺されているのが透けて見え、家計にとっては厳しい状況が続いています。