■前線に人数をかける攻撃的な布陣で「攻守にアクティブなチームに仕上げたい」

(坂井亮太記者)「今年のチームの戦い方や新加入選手たちの力量を図るトレーニングマッチ。今年のフォーメーションは「3」「4」「3」。前線に人数をかける攻撃的な布陣で得点力不足の解消を狙います」

(選手たち)「いくぞ!おい!」

相手は、今シーズンもJ2リーグで戦う徳島ヴォルティス。水色のユニフォーム・ファジアーノ岡山は早速、新たなシステムが機能します。開始6分、グレイソンが前線で相手のボール奪うと最後は木村太哉!抜群のコンビネーションで幸先よく先制します。
41分にはまたもグレイソンがDFを突破。フィニッシュは末吉が落ち着いて沈め追加点。新戦力のFWが2アシストの活躍を見せました。
司令塔で今シーズン、横浜FCから完全移籍した副キャプテンの田部井涼選手は、手ごたえを感じています。

(ファジアーノ岡山 田部井涼選手〈今季横浜FCから完全移籍〉)「チームのワークのところはしっかり理解しながら、特徴のある選手が多いので、選手選手で出すボールも変わってくると思います。点もとれてしっかり勝ち切れたのは良かったと思いますし、一番僕の中で良かったなと思ったのは、試合の中で流れは絶対にあって。上手くいかない時にチーム全員でいい声出せて修正できたところはすごく良かったなと思います」

メンバーを入れ替えた2本目で失点はしましたが、木山監督は、キャンプ期間で選手たちの戦術への理解度が深まっていると評価します。

(ファジアーノ岡山 木山隆之監督)「新しい選手たちを加えていって、どんな形でプレーが変化するかを見たかった。全体としては納得感のあるプレーというか、攻守両方自分達が狙ったプレーを出そうと選手たちが努力してくれました。得点も生まれたので良かったと思います」

新戦力との「融合」を図る新生・ファジアーノ岡山。25日に行われる栃木SCとのホーム開幕戦に向け仕上がりは上々のようです。

(ファジアーノ岡山 木山隆之監督)「われわれとしては攻守にアクティブに。攻撃では能動的に、守備ではタイトに守れる。そういうチームに開幕までに仕上げていきたいなと思っています」

5日、今シーズンのキャプテンが発表されました。J1通算207試合した竹内涼選手が主将としてチームをけん引するということです。竹内選手は「自分のこれまでの経験とこれからのプロサッカー選手としてのすべての時間をかけて、このチームで、このクラブでJ1に上がるため力を尽くします」とコメントしています。

宮崎キャンプは2月10日まで行われます。