老朽化や耐震性を理由に香川県が解体を決めている旧県立体育館通称「船の体育館」について、解体工事が8億4700万円で落札されました。

解体工事の業者を決める一般競争入札は先月行われ、きょう(7日)結果が明らかになりました。入札には2社が参加し、県が解体方法や安全性などを審査した結果、高松市の合田工務店が落札業者に決まったものです。

予定価格9億2000万円あまりに対し、落札価格は8億4700万円です。工期は2027年9月17日までとされ、今後、仮契約と議会の議決を経て正式な契約を結ぶ流れになります。

世界的建築家、丹下健三が設計し「船の体育館」と呼ばれる旧県立体育館をめぐっては、民間の建築家らでつくる「再生委員会」が、解体費用が著しく高額だなどとして工事に公金を支出しないよう、住民監査請求を行っています。