新潟大学が興味深い研究結果を発表しました。
スマートフォンなどの「画面を見ている時間と肥満」との関係です。
小中学生を調べたところ、一日にスマートフォンを3時間以上見て、さらにゲームなどスマートフォン以外の画面を2時間以上見ている女子は、そうでない女子と比べて肥満のリスクがおよそ7倍になるというのです。

その研究結果を発表したのは、新潟大学医学部の曽根博仁教授と新潟大学大学院の藤原和哉特任准教授で、阿賀野市と三条市の小中学生の生活習慣病を予防しようと、2014年から市と共同で研究を行ってきました。
その研究によりますと、肥満のリスクがおよそ7倍になったのは女子だけで、男子はほぼ変わらなかったそうです。

【新潟大学大学院 藤原和哉特任准教授】
「今回の研究で、男子においては女子と比べて活動量が高いということがわかっています。女子は男子と比べて座る時間が長いことで画面を見る時間が増え、肥満しやすくなったと考えられます」
メカニズムを調べたわけではないので、原因ははっきりしないということですが…