津波避難対策を進めている青森県五所川原市で、脇元地区に建設を進めてきた避難施設がほぼ完成し、市全域での施設整備が整いました。
避難所施設を備えた脇元コミュニティーセンターです。五所川原市が今年度から建設を進め、ほぼ完成しました。
五所川原市では、1983年に発生した日本海中部地震で旧市浦村の十三地区に押し寄せた津波をきっかけに、2014年から津波に対する避難施設の整備を行ってきました。
このうち、日本海と十三湖に挟まれた十三地区と、5キロほど北の磯松地区には、県内初となる津波避難タワーが完成しています。
そして、このほど残る脇元地区の旧金木高校市浦分校の敷地に、避難所施設を備えた脇元コミュニティーセンターがほぼ完成し、市全域での施設整備が整いました。
五所川原市 佐々木孝昌市長
「まずは避難の設備上の物が近々に整い、そこが出来て何かあった時のための物資を揃えて行く体制を作らなければ、避難したけれど物が足りないなど無いように備える必要がある」
脇元コミュニティーセンターは4月中の利用開始を予定しています。