総事業費364億円で新たな病棟への建て替えを目指す、青森県むつ市の「むつ総合病院」についてです。
新たな病床数は200~250床程度で、現在より100床以上減らす方針であることがわかりました。

下北医療センターは25日、臨時議会を開き、センターの管理者を務めるむつ市の山本知也 市長が、むつ総合病院の新たな整備方針を明らかにしました。

それによりますと、事業費を検討した結果、新築での病棟整備のほうが現在の病棟の耐震改修より少なくなることなどから新築とする方針です。

病床数は現在の「376床」から「200~250床程度」まで減らしたうえで、手術室を新設する方針です。

むつ市(下北医療センター管理者) 山本知也 市長
「下北の7万人の皆さんが利用する病棟であるので、新しい病院であれば、安全・安心な病棟を、医療をしっかりと提供できる病院を作っていきたい」

下北医療センターは、新病棟の建設に関わる総事業費を最大で364億円にのぼると見込んでいて、再建基本計画を今年度中にとりまとめることを目指しています。