新潟市西区などでは、能登半島地震による液状化現象により「家が傾く」被害が多く発生しています。
傾いた家はどうやって直しすのか?そして、幾らくらいかかるのか…。

新潟市西区の住宅で、傾いた家の修正工事を行っている丸高重量に工事の様子を見せてもらいました。

地震の後こちらの住宅には、最大で136mmの高低差ができてしまったそうです。
傾きを直す方法にはいくつかあるそうですが、この現場で行われていたのは、基礎は動かさずに土台から上だけを動かす『土台上げ』という工法です。


【丸高重量 高橋節夫社長】
「基礎をそのままの状態で、基礎から上の土台部分を水平にしようとしている作業です」


建物と基礎とを固定するナットを外した上で、100個以上のジャッキを使い、6日かけて建物部分を持ち上げました。
水平に戻すためにできた隙間には器具を入れて固定。最後はモルタルで固めます。

費用は物件の大きさなどで異なりますが、100万~1000万円ほどだそうですが、工事をしても建物全体を水平に戻すのは難しい場合も多いということです。

【丸高重量 高橋節夫社長】
「今傾きを直したとしても、次の地震が来た時の液状化対策にはならない…」