開幕1000日前となった『大阪・関西万博』。日々、ツイッター上では万博について賛否さまざまな意見がつぶやかれています。そういったつぶやきがポジティブなものなのか、ネガティブなものなのかを東京にある報道ベンチャー企業が独自に分析。その結果、「どういった人がどのようなつぶやきをしているのか」など、さまざまな傾向が見えてきました。
“万博に関するツイート”の傾向は?ポジティブ・ネガティブを仕分けすると…

2025年に大阪・夢洲で『いのち輝く未来社会のデザイン』をテーマに開催される『大阪・関西万博』。2018年11月に万博が大阪にやってくることが決定し、関西は沸きに沸きました。

しかし、いまツイッター上で検索してみると、「近未来が楽しめそう」といった期待の声がある一方で、「お金と時間の無駄」といった批判の声も上がっています。数多あるツイートを分析することで何が見えてくるのでしょうか。

取材班が向かったのは、東京・千代田区にある報道ベンチャー企業「JX通信社」。AIやビッグデータを活用したニュースを発信していて、約1年半前からはツイッターを使った社会現象の分析も行っています。

そのJX通信社に去年5月~今年4月までの「大阪・関西万博」に関するツイート約20万件を、万博に対してポジティブなものなのか、ネガティブなものなのか仕分けしてもらいました。
(JX通信社 データアナリスト・衛藤健さん)
「このプログラムは、それぞれのツイートを分解して、そのツイートがどういう感情を表しているのか、ポジティブなのかネガティブなのか、そういったことを処理するためのものです。『大阪万博楽しみ』だったら、『大阪万博』と『楽しみ』に分けるとか、そういったことを全部のツイートにやっている」

「ワードクラウド」という手法も見せてもらいました。こちらのデータは『大阪・関西万博』にネガティブなツイートに含まれている単語で、たくさん含まれているものほど大きく表示されています。
(JX通信社 データアナリスト・衛藤健さん)
「これを見ると、『維新の会』であったり、『夢洲にカジノが作られる』とかそういう話があると思うんですけど、そこと関連付けて万博にもネガティブな声が寄せられているんだなということが分かると思います」

また、ネガティブなツイートをしている人のプロフィールを分析すると、特に「維新」や「政治」「日本」といった単語が多く含まれていることも判明。政治に関心の高い層が大阪府・市の政策などと絡め、万博に批判的な投稿をしているとみられます。














