津軽路を楽しむイベント列車「津軽『時巡』号」
その弘南鉄道でこのほどリニューアルデビューしたイベント列車が「津軽『時巡』号」(つがるとぎめぐごう)。読み方は「ときめく」ではなく「とぎめぐ」です。名称は公募によって選ばれました。

応募された303件の候補の中から、地元の方が考案した名前が採用されました。「季節(とき)」を巡る旅と「ときめき・わくわく感」を、訛りも交えて掛け合わせた名称としたそうです。
また車両デザインも公募によって決定。日本の伝統色で春夏秋冬を表しているそうです。1月17日には「お披露目会」も開かれました。

津軽『時巡』号に乗車! 車内はレトロな日本を楽しめる
津軽「時巡」号は2両編成で、内装は日本の和や津軽地域をイメージしたデザインになっています。
入ってみると、レトロなシート、大きなテーブルが設置されているほか、壁は落ち着きのある木目調、窓には障子、床には畳もあり、電車の中とは思えない和の雰囲気。ちなみに、畳は取り外し可能だそうです。

弘南鉄道 五十嵐慶太朗さん
「列車の乗客が年々減ってきている中、観光の視点からもっと盛り上げていき、普通列車以外でも増収を図るために作られました。
現在はインバウンド向けに海外からのお客様のツアーで弘前と黒石間を運行しています。日本らしい空間で、車窓からは津軽の景色を楽しんでもらっています」
一般の人は乗車できますか?
津軽「時巡」号はイベント列車なので日常的には運行していませんが、ツアーの予約が入っていなければ一般向けに貸し切りで運行することができます。
車内にはカラオケやモニターが完備されているので、会社の飲み会や結婚式などに、また電車を走らせずに丸ごと会議室としても利用可能。過去には、北海道から来た修学旅行生が研修発表会をしたこともあるそうです。
予算は弘前・黒石間の片道運行で5万円~(カラオケ料金は別途)
詳しくは弘南鉄道にお問合せください。
青森から全国世界へ魅力を発信する弘南鉄道の列車で津軽の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?

弘南鉄道(株)
住所:青森県平川市本町北柳田23-5
電話:0172-44-3136
青森テレビ「わっち!!」(月~金曜夕方4時25分)2024年2月2日放送回より