津波避難の大切さを千年先まで伝えようと4日、岩手県釜石市で高台にある寺に駆け上がる速さを競う韋駄天競走が行われました。
釜石市で行われた韋駄天競走には市内外の2歳から63歳までの92人が参加して、高台にある寺を目指し高低差26メートル全長280メートルあまりの坂道を駆け上がりました。東日本大震災では寺のふもとに津波が押し寄せ、避難が遅れた人々が犠牲になりました。韋駄天競走はその教訓をもとに津波避難の大切さを千年先まで伝えようと寺院・仙壽院などが主催して2014年から行われています。参加者は津波から命を守るために高台に避難することの大切さを身を持って体験していました。