ドジャースに移籍した大谷翔平(29)が3日(日本時間4日)、ドジャースタジアムで開催された“ドジャーフェスト2024” (ファンとのイベント)に参加。移籍後初めてファンの前に登場した。

ファンイベントの前に行われた取材では日米多くの報道陣に囲まれて「楽しみに今日は、試合があるわけではないので単純にあいさつと雰囲気を楽しめたらいいなと思っています」と話した。

手術した右ひじの状態は「ティーとトスバッティングは100%で振っている状態。アリゾナに入ってマシン打撃、投げるボールから始まって行くのかなという感じ。今もスケジュール通りに来ている。このまま順調にいけば、(開幕には)元々間に合うスケジュールで来ている」と韓国での開幕戦に出場する意欲を見せた。“キャンプ中、愛犬のデコピンは”という質問に「キャンプは行きますね」とデコピンのキャンプ帯同を口にした。

そして「1年目のつもりで入るので、このチームの1年目ですし、いままでエンゼルスでやってきた年数というのはないものだと思って、新たなスタートだと思ってやりたい」と新天地での意気込みを口にした。

その後、ファンの前に初登場となった壇上でのトークショーに姿を見せるとファンからは「ショーヘイ!ショーヘイ!」の大合唱。“17番”ユニホーム姿で現れた大谷は「赤とは真逆なので、ようやく来たなと」とドジャーブルーに染まっているファンを見て、笑顔で感想を話すとファンも大熱狂。

MCからメジャーの投手史上最長、最高総額の12年3億2500万ドル(約458億円)で入団した山本由伸について聞かれると「可愛げがある、先輩に好かれるんじゃないかなと、今日は来てないので、あとは任せましたよと言われましたけど(笑い)そういう可愛げのあるタイプかなと思います」とコメント。

終始リラックスムードの大谷は質問にも気さくに答えて、17番を譲ってくれたケリー投手の奥さんへポルシェのプレゼントについては「素晴らしい動画への支払いをしました(笑い)」、さらにピザとバーガーはどっちが好きかには「バーガー!」と即答し、ファンが大歓声。「インアウト!(笑い)」とロサンゼルス発祥と言われるハンバーガー店“In-N-Out Burger”(インアンドアウトバーガー)の名前を出すとファンも両手をあげて喜んだ。通訳の水原一平氏との関係については「ここはビジネスでの関係なので(笑い)友達ではないんですけど(笑い)割り切って付き合ってます」などジョークも交えてトークショーを楽しんでいた。

最後に目標は「ワールドシリーズの優勝だけ、そこだけ、ファンの人たちもそうですけど、僕自身も目指しているので一緒になってシーズンを戦っていけたら最高だと思います」と話し、ドジャースファンの心をしっかりつかんだ大谷、9日(日本時間10日)から新天地でのキャンプが始まる。