宮崎県内のJRでは一部の駅でしか、nimocaやSUGOCAといった交通系ICカードに対応していません。
ICカードに対応していない駅を利用する場合には、切符を買う必要がありますが、JR九州では切符を買わずにスマートフォンで列車を乗り降りできるサービスの実験を1日から始めました。
1日から県内の一部の駅で始まった「片道デジタルきっぷ」。
県内で交通系ICカードが利用できない駅が多いことを受け、JR九州が始めたものです。
(下川祥子記者)
「きょうから始まったデジタル切符の実証実験。スマートフォンとこちらの端末を利用して列車に乗ることができます」
この「デジタル切符」を利用してJR宮崎駅から木花駅まで行ってみたいと思います。
まずは、スマートフォンを使って「よか旅Signal.com」というサイトに基本情報を入力し会員登録。
その後、利用区間やクレジットカードの情報を入力すると・・・
(下川記者)
「切符を買うとスマホ上にQRコードが表示されます。これを端末にかざすと、これで列車に乗ることができます」
木花駅に到着。掲示してあるQRコードを読み取ります。
(下川記者)
「これで列車を降りることができました。簡単にスマホで乗り降りができたのでとっても楽でした」
(JR九州宮崎駅 川島美穂さん)
「本日、2月からプロ野球キャンプも始まり多くのお客様の利用が見込まれます。宮崎駅では改札口が混雑することが予想されますので、スムーズに改札を通過いただけるデジタル切符をご利用いただけたらと思っております」
JR九州では実証実験の結果を踏まえ、交通系ICカードに対応していない駅での、サービスの在り方を検討することにしています。
(スタジオ)
スタジオには取材した下川祥子記者です。デジタル切符、実際使ってみてどうでしたか?
下川祥子記者
切符の買い方も、列車の乗り方もシンプルな使い方でしたので、機械が苦手な私でも簡単に利用することができました。
何より、お金を出さずに切符を買えるというのがとても魅力的だと思いました。
まず、宮崎県内で交通系ICカードに対応している駅を確認します。
緑色の部分がICカードに対応している区間です。区間内の移動であれば、ICカードを利用できます。

しかし、例えば、宮崎駅から日向新富駅、それに宮崎駅から木花駅に行こうとすると、ICカードに対応していないため、券売機で切符を購入しなければなりません。
Q.特に首都圏から来られた方は、ICカードが使えなくて戸惑う人も多いのではないですか?
下川祥子記者
そこで、1日から始まったのが、切符を買わずに乗車できる「片道デジタル切符」です。
こちらも利用できる範囲が限られていますので、見てみましょう。
この青文字の駅が、デジタル切符を利用できる駅です。北は高鍋駅から南は青島駅までが対象になります。

ICカードに対応していない駅でも、デジタル切符であれば、券売機に並ばず、スマートフォン上で簡単に切符を買うことができるようになりました。
※MRTテレビ「Check!」2月1日(木)放送分から