皆さん、桃の「皮」を思い浮かべてみて下さい(【画像①】)。

表面はザラザラとしていて、「食べる前には捨てる」というイメージですが、何とその「桃の皮」を活用しようという取組みです。

倉敷市の高校生が、普段は廃棄される岡山特産の白桃の皮を使った商品のアイデアを発表しました。その名は「桃皮アップサイクルプロジェクト」です。

倉敷鷲羽高校・食物コースの6グループがプレゼンを行いました。

桃の皮には、食物繊維やポリフェノールなどが豊富に含まれているといいます。倉敷市で桃の加工品を製造する会社が、製造過程で廃棄される「桃の皮」の有効活用したいと、高校生たちと取り組むものです。

(Farm Products Design 北條択治代表)
「多量に廃棄される桃というものを目にしておりまして、そういった廃棄ロスを減らしたいという一環で、皮にも十分魅力がつまっていると、ぜひこれを食用にしたいと」

それぞれのグループは、皮の「甘さ」や「香り」を活かしたパスタソースや焼肉のタレのほか、コンビニスイーツとして販売を目指すマリトッツオやアイスなど、アイデアを凝らした試作品を発表し、商品化に向けてアピールを行いました。

(発表した生徒)
「楽しく活動ができて、よりよいものを作れたのでよかったなと思います」

「桃農家さんがちゃんと皮まで多分こだわって作ってくれていると思うので、それを最大限活かせる商品ができたらうれしいです」

発表されたアイデアは、問題点などを見直した上で、商品化に向けた取組みを進めていくということです。