通常国会が始まりましたが、自民党の裏金問題の全体像はいつ分かるのでしょうか?識者からは2月5日にも新たな調査結果が出る可能性があるとの指摘もあります。最新情報と今後の見通しについて解説します。

安倍派 不記載6億7000万円超 使い道は「意見交換会や交通費」

上村彩子キャスター:
自民党の裏金問題を巡り、安倍派は、収支報告書の訂正を総務省に提出しました。

各政治団体へは、過去5年間で総額6億7654万円にも上る寄付が記載されていなかったことを明らかにしています。

そしてこの中に含まれていると思われる安倍派の小森総務政務官と加藤国交政務官の2人が辞表を提出しました。

裏金はどのように使われていたのでしょうか。まず“安倍派5人衆”のキックバックの金額について見ていきます。

【安倍派5人衆 キックバック額】
▼萩生田 前政調会長 2728万円
▼世耕 前参院幹事長 1542万円
▼松野 前官房長官 1051万円
▼高木 前国対委員長 1019万円
▼西村 前経産大臣 100万円

そして、キックバックの使途について、このような発言がありました。

萩生田 前政調会長(1月22日)
「省庁を横断した会合であったり、マスコミとの情報交換や有識者からのヒアリング、海外出張時は贈答品の交換の機会で自前の贈答品を用意していた」

高木 前国対委員長(1月19日)
「同僚あるいは後輩の議員との意見交換会交通費