島根県松江市にある中国電力島根原子力発電所で去年12月、男性作業員1人がコンクリート塊の下敷きになり死亡した事故について、中国電力は調査結果と再発防止策をまとめ、30日、発表しました。

2月1日に工事を再開するとしています。

事故は去年12月21日の午後2時半頃、島根原発2号機の廃棄物処理建物の地下で掘削作業に当たっていた協力会社の男性作業員(当時63歳)が建物の床下から剥がれ落ちたコンクリート塊の下敷きになり死亡しました。

落下したのは、建物の基礎を造る前に地面を平らにするため敷設された、ならしコンクリートで、重さが2・8トン程あったということです。

1989年稼働開始の2号機と同じ時期に造られ、今回建物の基礎部分の強化のため地下を掘削して除去する予定でした。しかし基礎と密着していて重機を使っても剥がせず、このため落下の恐れはないと判断して落下防止措置を行わず作業を再開した所、事故が起きたとしています。

発表された再発防止策では
「落下する恐れがある重量物を確認した際は、落下防止措置を含めた作業手順の変更を必ず実施する」と定め、
「この再発防止策が確実に実施されていることを当社として確認したうえで、2月1日から工事を再開する予定」ということです。

中国電力では、事故により約1か月作業が中断したものの、今年5月とされる安全対策工事完了や8月の2号機の再稼働には影響ないとしています。