――29日の予算委員会で「自民党派閥と裏金」に絡んで集中審議が行われました。岸田文雄総理は、『自民党で裏金を受け取っていたのは何人?』との質問に対し、「そもそも裏金の定義を確認しないといけないが」と前置きして、「収支報告書の訂正をした人数は安倍派で30人以上。二階派で7人」と答えました。そして「党として関係者の聞き取りを行うべく、現在準備中である」ということ、また「外部の有識者に関わってもらうことも当然考えていかなければならない」と答えました。

――これについて、政治ジャーナリストの武田一顕さんは、『聞いていて怒りしかわかない答弁、今まで何やってたん?』という見解です。

(武田一顕氏)この先、確定申告が始まりますから、それに頭が痛い人たちにとっては憤懣、怒り心頭の話で、2か月も経ってるのに、裏金の定義もしていないのか、とか、政治刷新本部で離党させるかどうか、って話をしてるにも関わらず、渡った人数もわからないとか、極めつけが何に使ったかについてまだ調査をしていないっていうのが岸田総理の答弁でしたから、全く「開いた口がふさがらない」ような答弁の連発でした。