■予約者最多の沖縄 感染対策万全でもキャンセルが…物価高騰でダブルパンチ

そして大手旅行会社HISの調査で今年の夏休み、国内旅行の予約者が最も多かった沖縄県。マリンレジャーが人気のため夏が一番のかき入れ時だといいますが…

ホテルパームロイヤルNAHA国際通り 高倉直久総支配人
「今回の旅行支援に関してもですね、非常に期待感を持っていたのですけれども、また延期になってしまってちょっと残念ではありますよね」

こう悔しさをにじませるのは、那覇市内にある「ホテルパームロイヤルNAHA国際通り」。7月の宿泊予約がコロナ前の9割まで戻っていた矢先のことでした。部屋の清掃時間を1.4倍に増やすなど、感染対策を万全にして宿泊客を待っています。

ホテルパームロイヤルNAHA国際通り 高倉直久総支配人
「お互いが感染対策をしっかりしておれば、沖縄旅行も楽しめるんじゃないかなというふうに思っておりますので、ぜひ経済を回していただきたいなというふうに思っております」

カラフルな魚やウミガメと一緒に泳ぐ体験ができる沖縄中部の恩納村のダイビングショップ「ソルティーレイズ」。

ソルティーレイズ 美崎絢哉代表
「今日でも2件予約がキャンセル来たりとか」

沖縄県では14日まで3日連続で感染者が過去最多を更新していることもあり、予約のキャンセルが出始めているといいます。

また、頭を悩ませているのは燃料費やウェットスーツなどの高騰。2021年に比べ2割ほど高くなったといいます。

コロナと物価高騰のダブルパンチですが、感染対策や海での安全対策を徹底しているため、沖縄の海を満喫してほしいと話します。

3連休の初日、16日から運行が始まる無料のシャトルバス。
美ら海水族館など沖縄の主要な観光地を巡る期間限定のバスで、繁忙期のレンタカー不足を補う一手として導入が決まりました。気がかりなのはやはり感染状況。
  
JTB沖縄 前田宏之さん
「またお客様が減るっていうのは結構大打撃な部分がありますので、(感染者が)増えないことを本当に祈るばかりですね」

3年ぶりに行動制限のない夏。旅行の際には徹底した感染対策が求められています。