震度7を観測した能登半島地震では、震源から離れた広いエリアにも被害が及んでいて、液状化により住宅や道路の陥没が集中している箇所もあります。石川県内灘町から報告です。

金沢市に隣接する内灘町に来ています。

奥能登の輪島市からは100キロほど離れた場所にありますが、ご覧のように液状化の影響により地面が大きく波打ち、電信柱や家屋が斜めに傾いているのがわかります。また、噴出した砂や泥の影響で、車が地面に飲み込まれています。

断水が続いている地区もあり、40世帯83人が今も避難所で生活しています。

建物の被害状況を調べる県の応急危険度判定では、1679棟の建物のうち、4分の1にあたる432棟が最も危険度が高い「立ち入り危険」と判定されました。

内灘町民
「せめて道路だけでも直してもらえないかなという思いはある」

こうした中、きょう午前、馳知事が被害状況を確認するため視察に訪れました。

馳知事
「高齢者の方も多くいるので、医療や健康・介護、こうした不安を払拭できるように対応することが大切」

一方で、一次産業にも液状化の影響が出ていて、田んぼでは地面が割れたり、細かい砂が盛り上がったりしています。

ふるさと納税用の返礼品としてコメを作っている川辺俊一さんによると、復旧には3年ほどかかると言います。

川辺俊一さん
「3年もかかったら田んぼは作れない、草が生えて。ふるさと納税のコメを送らないわけにはいかないと思っている」

一刻も早い生活インフラの復旧はもちろんですが、経済活動を担う産業の復旧にも同時に目を向けていかなければなりません。