一夜明け、RSK山陽放送で語ってくれた前田穂南選手

ー改めて日本新記録樹立、おめでとうございます。率直に今の気持ちはどうですか?
(前田穂南選手)
「日本新記録更新は、すごく目指していたので、19年ぶりに更新することができてすごく嬉しいです」
ー一夜夜明けての今ですが、きのうは眠れましたか?
「やっぱりレースが終わってからは、もうアドレナリンとかが出て、あんまり寝られないときの方が多いです」

ー昨日のレースの「レースプラン」は、元々どうイメージしていましたか?
「ここ、っていうのは決めてなかったんですけども、足が動いてきて、いつの間にかもう前に行って動いていたので、『このまま行こう』っていう思いで走り切りました」
なぜ目標を「アレ」と言っていたのか?「阪神の岡田監督が...」

ー「日本新記録」という目標をずっと「アレ」というふうに話されてたんですけど、その理由は?
「口に出してしまうとやっぱり重い感じがあったので、あえて言わないでおこうと思ったのと、岡田監督(阪神タイガース)がその言葉を出してくれたので、それを使おうと思って」
ー前田さんって、阪神ファン?
「家族は阪神ファンですけど、私はそこまで野球はあまり分からない...」
つらかったこの数年間 どう乗り越えた?

ー東京オリンピックも出場されて、それから怪我であったりとか、コロナもあったと思うんですけど、そのときは?
「怪我とかで思うように走れなくて、コロナ禍になって全然もう走れない状態だったので、すごいもう苦しい時期でした」
ーそのとき、自分の中で何が支えとなって走り続けてきたんでしょうか?
「まずはやっぱり一番、家族の支えがあって、もう1回頑張ろうっていうのがありました」
ニックネームが“ど根性フラミンゴ”...「フラミンゴは臭かったです」
ー前田さんには「ど根性フラミンゴ」というニックネームが付けられていますが、それはどういうふうに感じていますか?
「自分自身、嫌ではないんですけど、フラミンゴは、可愛くないです(笑)キャラクターはかわいい...キャラクター系のフラミンゴはかわいいですけど、動物は、臭いです。動物園に行ったとき、めっちゃ臭かったです」(めちゃめちゃ笑顔の【画像⑧】)

次の目標に向かって
ー今後への想いを教えてください
「今回しっかり出し切って結果を出したので、次また、もう次の目標に向かって、
まずは休んで、継続して、またしっかり練習していきたいと思います」

【スタジオ】
苦しい時期も、やはり家族の支えがあって、走り切ることができたと話してくれたんですが、終始「走ることが楽しい」と話してくれたのも、前田選手の印象がかなりありますね。
(コメンテーター 春川正明さん)
「高校時代、駅伝で強豪校で補欠だったというので、そこからトップ選手に上り詰めたという。。。これはあらゆる競技補欠の選手に希望を与えますよね。
3月の名古屋ウィメンズが終わって今後どうなるか、私たちも注目したいと思います。