能登半島地震が発生して4週間経ちますが、石川県内ではおよそ1万人が避難生活を続けています。現地で支援にあたるNPOの代表に被災地の現状を聞きました。

(NPO法人リエラ・松永鎌矢代表理事)「断水も続いているし命にかかわる部分が様々出ている」

日田市のNPO法人リエラ代表の松永鎌矢さんは地震発生直後に石川県能登町に入り、2週間余り支援にあたりました。松永さんは一旦、大分に戻ったあと2日前に再び現地へ。断水が続くなか、力を入れている支援がー。

(NPO法人リエラ・松永鎌矢代表理事)「今しているのが洗濯機の支援。先が見えない中で少しずつでも前の暮らしを取り戻していく一歩一歩は結構重要だと思う。洗濯できなかった1か月間から洗濯ができるようになったとか前向きに進めるきっかけになると思う」

洗濯機はインターネットサイトを活用して被災した人たちに届け始めています。また多くの人が避難所での生活を余儀なくされるなか、今回の支援では子どもたちに息抜きの場を提供するなど心のケアにも努めています。

(NPO法人リエラ・松永鎌矢代表理事)「真っ暗にすると怖いから電気をつけた状態でアイマスクで目を隠して寝たいと。子どもたちの精神的な不安は結構ありますね。そうしたところに寄り添いながら活動していく必要がある」

松永さんは夏ごろまでは被災地を行き来し支援にあたる予定です。