自民党を揺るがす裏金事件。政治刷新本部の中間取りまとめ案では「本来の政策集団に生まれ変わらねばならない」として、派閥の政治資金パーティーの禁止や、人事面での働きかけや協議を行わないことを明記するなどとしています。『派閥の人事』について、二階派等に所属していた佐藤ゆかり前衆議院議員は「資金力のある方がひょっとしたら腕にものを言わせてある程度ねじ込んでいくとか、あるいは世襲で親に世話になったから、この人は優遇しなければいけないという思いを持っている議員も確かにいます」と説明。佐藤さんは「政党法などを作って政党を縛らないとガバナンスが効いてこない」と法整備の必要性を指摘しています。

――かつて高村派、二階派に所属していました佐藤ゆかりさんですが、実際に派閥の力というものを現役時代に感じたことはありましたか。
(佐藤ゆかり氏)そうですね、やはり人事です。人事権を派閥が掌握しているってのは紛れもない事実でしたから、秋頃になりましたら皆さんそわそわして派閥とやりとりを始めることは確かにありました。