能登半島地震の発生から4週間たった今も石川県内では19人の安否が分からないままとなっていて、警察官らによる捜索が29日も続けられています。

石川県輪島市では市ノ瀬町で3人の安否が分かっておらず、警察と消防が、地震でできた「土砂ダム」から流れ出ているとみられる水で斜面がぬかるむ中、懸命な捜索活動を続けています。

石川県内では地震により236人が犠牲となっていて、このうち15人は病気やけがなどが悪化して亡くなった災害関連死です。また安否不明者も19人います。

約4万2500戸で断水が続いている能登地区。このうち七尾市では水道管の復旧が進み29日から水を溜める浄水場まで水が通りました。

名古屋市上下水道局 堀口茂さん
「おそらく早いうちに、2月初めには出せるようにと進めている。まだまだ時間がかかるが、1日でも早く届けられるように」

今後、各家庭までの水道管で漏水がないかなどの点検が行われた後、水が供給されることになっていて、3月中に七尾市のほとんどの地域で断水が解消される見込みです。