持続可能な農業を目指し、化学肥料や農薬を減らして作る特別栽培米を広く普及するため、石川県は学校給食で提供するほか新たな認証マークを製作するなどして認知度の向上を図ります。

特別栽培米は化学肥料や農薬の使用量を減らし自然由来の肥料などを組み合わせて特別に作られるコメですが、生産者は手間がかかるうえに生育不良などのリスクもあります。

12月17日に開かれた県議会の環境農林建設委員会では、委員からその流通量の少なさや認知度の低さを指摘する声があがりました。

これに対し、県の担当者は消費者による「買い支え」が必要だとして流通する特別栽培米に新たな「認証マーク」を付けるなどして消費者の購買につなげたいと答えました。

また県内すべての公立小中学校あわせて291校で2025年10月から2026年2月までの間に順次、各地域で栽培された特別栽培米を給食として提供します。

県内のコメ全体の生産量は11万6000トン前後で推移していますが、このうち特別栽培米は2024年度200トンほどの生産にとどまっています。














