新型コロナの感染再拡大、いわゆる「第7波」に入ったとされる中、福岡県の服部知事はただちに医療提供体制のひっ迫が懸念される状況ではないとして、行動制限は行わないという考えを示しました。

一方、3連休を前に無料の検査場には多くの人が訪れています。

◆無料検査に長蛇の列「帰省するために」

RKB坂本くるみ「現在時刻は夜9時です。福岡市天神のPCR検査センターの前には50メートル以上はあるでしょうか。長い列が出来ています」

福岡県の新型コロナの新規陽性者が過去最多を更新した14日、福岡市内では午後9時半まで受付けをしている無料のPCR検査に長蛇の列が出来ていました。

市民「コロナがひどくなっているので、帰省するためというのもあります」
大学生「今部活で流行っているので、症状がない人も一応検査して、陰性だったら練習再開しようみたいな感じ」

◆福岡市のクリニックでは25人中14人陽性

福岡市西区のクリニックには発熱や咳、のどの痛みなどすでに症状のある人が朝から次々に訪れ新型コロナの検査を受けていました。

15日は午前中に検査を受けた25人のうち14人が陽性となるなど最近は高い確率で感染が確認されています。

やまもとホームクリニック・山本希治院長「陽性率はやっぱり高いと思いますね。BA5と思われるオミクロン株だと、家族に陽性者が出ると、ほぼ家族全員が同じように感染してしまうケースが多いので、感染力は強いと思う。咳と熱は第6波と一緒であると思うが、それに加えて頭痛を言われる方が多い印象ですね」