新潟市は、元日に発生した能登半島地震後に開設している2つの避難所のうちのひとつ、西区の「坂井輪コミュニティセンター」を1月末で閉鎖することを決めました。
施設の一般利用を再開するためで、2月1日からは西区の別の施設を避難所にするとしています。

この「坂井輪コミュニティセンター」の避難所には、60代を中心に9世帯13人が避難していますが、避難者は1月末までに、別の避難所に行くか新たな住居を決めなくてはいけません。


【避難所の運営を担当する古俣和博さん】
「市営住宅の抽選にはずれた人は落ち込みもあったけど、頑張ってやっている人や行政に通う人もいる。早く送り出して元の生活に戻ってほしい」

西区役所などでは、26日も罹災証明書の交付が続いています。

「親身に判定してくれてありがたい…」
と話すこちらの男性は、母親の住宅が「準半壊」の判定を受けたそうです。

罹災証明書は被害が大きい人から優先的に交付しているため、まだ受け取れずに焦りを感じている人もいました。

「申請をしているけど、まだ調査に来ないから、いつ来ていただけますか?と…」

新潟市では26日現在で1万755件の罹災証明書の申請があり、このうち被害認定の調査が終わったのが7722件となっています。
また、26日までに新潟県内では、新潟市で6069棟、上越市で1034棟など、合わせて9929棟の住宅被害が確認されました。