長野県内の銭湯の料金が、2023年春に続いて引き上げられ、4月から大人が440円から500円に改定される見通しとなりました。

県は25日、有識者や銭湯の事業者、消費者などで作る懇談会を県庁で開き、入浴料金の値上げについて意見を交わしました。

銭湯の料金は、燃料費の高騰などを受けて、2023年4月、9年ぶりに12歳以上の大人料金が400円から440円に引き上げられましたが、段階的な値上げが必要として、今年4月の料金改定も決まっていました。

県は、銭湯の経営状況などを踏まえ、大人を500円に、6歳から11歳は150円から170円に、6歳未満は70円から80円への値上げを提案しました。

6歳から11歳の料金の値上げは、2001年以来23年ぶり、6歳未満の値上げは1996年以来28年ぶりとなります。

利用者側代表:
「値上げをして利用者数が減ったりしないか懸念されるが、(値上げは)致し方ないという思い」

懇談会では、県の提案に対し、「異論なし」との結論でまとまり、今後、阿部知事の正式決定を経て4月1日から値上げされる見通しです。