どうやって作る?

効果抜群の臭いを放つ薬剤は、意外なモノでできています。

その原料の一つが、精米の際に出るもみ殻。

山下さん「もみ殻を焼くと底に『もみ酢』というのが沈むんですよ」

もみ殻に熱を加えると発生する液体「もみ酢」。
ちなみに、この段階では、木材のような匂いがします。

さらにそれに加えるのが、「乾燥した海老の頭」と「いりこ」。

漁師から分けてもらった「海老の頭」と「いりこ」を「もみ酢」に加え、それを2年間熟成させると完成です。

山下さん「強烈な牛のフンじゃ、なかなか臭いは出なかったですもんね」

原料は、全て芦北町で取れた廃棄される素材。

山下さん「自分が目指しているのは、“循環型農業”」

山下さんが使用する肥料も、余ったもみ殻や米ぬかを利用しています。

廃棄される材料を生かして、新たな価値を生み出します。

山下さん「相手が喜んで『ありがとうございました』って感謝してくれる。その想いに尽きる」

鳥獣被害を『臭い』で防ぐ。山下さんの研究はまだまだ続きます!