熊本県の川辺川(かわべがわ)に流水型ダムが建設されると村の一部が水没する五木村で、住民たちによる協議会がさらなる生活拠点を整備する案を示しました。

昨夜開かれた「まちづくりグランドデザイン協議会」は、川辺川にダムが作られることで一部が水没する五木村の振興策を村に提言するために住民たちが組織したものです。

協議会は、公園や住宅地、駐車場、農地として活用できる平らな土地が村の中心部に必要とし、現在、国土交通省が示している場所以外にも平らな土地を整備する案を示しました。

具体的には村の中心部の高野(タカノ)地区で山を掘削すると共に土を盛ることで、2万8900平方メートルの平らな土地を造成する計画です。

協議会は来年度中に村づくりの方向性を取りまとめ村に提言することにしています。