16日に開幕する世界陸上オレゴン大会は、大会1日目から注目選手が続々登場する。

最多の3種目に挑むのは800m、1500m、5000m代表の田中希実(22)だ。1日目の1500m予選を皮切りに、10日間で最大8レースを走る可能性がある。

日本選手団のキャプテンを務める男子走幅跳の橋岡優輝(23)は前回大会(2019年ドーハ)で8位入賞、昨年の東京五輪では日本勢37年ぶりの6位入賞を果たしている。6月の日本選手権は東京五輪の銅メダルの記録(8m21)を上回る8m27で優勝。「ドーハよりも良い成績を」と決意を語る。

東京五輪で日本人初の7位入賞、国内不敗を続ける男子3000m障害・三浦龍司(20)も初日から登場。サニブラウン・アブレル・ハキーム(23)らが出場する男子100m予選、日本勢で唯一“大会連覇”の資格を持つ山西利和(26)の男子20km競歩も控える。

5月に“世界最速夫婦”でギネス世界記録に認定された鈴木健吾(27)・一山麻緒(25)夫妻。男子マラソンは大会2日目、女子マラソンは大会3日目、いずれも午後10時15分に号砲となる。女子マラソンには日本選手団最年長の新谷仁美(34)も出場。「今回の世界陸上が最後かな」と話す新谷の走りにも注目だ。