SDGsミライのためにできること──
オフィスなどにアートで新たな価値を加えるプロジェクトの一環で、このほど長崎市のオフィスに“海ごみ”を使ったアート作品が展示されました。



長崎くんちの鯨の潮吹きを思わせる鮮やかなアート作品。
波の部分には対馬の海岸に漂着したプラスチックごみが使われています。

作品が展示されているのは十八親和銀行本店の休憩スペースと喫煙所。
日本たばこ産業などが取り組む「喫煙所などにアートで新たな価値を加える」『ライトアップギャラリープロジェクト』の一つとして制作されました。


日本たばこ産業 高谷秀一長崎支社長:
「(喫煙所を)また違ったかたちでの存在っていうかたちで魅力をつくれないかなと」



十八親和銀行では対馬をはじめとした離島で行員が海岸の清掃活動に取り組んでいることもあり、今回、作品に海洋プラスチックごみが使われることになりました。

十八親和銀行 大串祐一常務執行役員:
「海については、長崎県と本当に切っても切れないものですから、海の持続可能性というのが、長崎県経済の持続可能性につながってくるのではないかなと思います。そういった意味で、うちの行員の、従業員の、啓蒙、意識を高めていくのにものすごく役立つんじゃないかなと」
作品は佐賀市にあるアート専門の就労支援事業所で働くアーティストたちが2か月近くかけて制作しました。

テーマは「BLUE NAGASAKI(ブルーながさき)」
長崎の宝「青い海」をみんなで守っていこうというメッセージが込められています。

ライトアップギャラリープロジェクトの作品展示は、九州では長崎が2例目だということです。