一晩で急変 進行速度の速さが特徴
実際に足を切断した症例があります。
発症した50代の男性は、
1週間くらい前から体調が悪く、足の親指に直径2ミリ程度の血豆のようなものができていたといいます。
病院に行こうと思い就寝し、翌朝目が覚めると右足がくるぶしあたりまで腐ったようになっていました。
体調は1時間単位で悪化し、一命はとりとめたものの、右足を付け根付近から切断し集中治療室で4か月の治療となりました。
順天堂大学医学部 齋田瑞恵准教授:
これは私達医療従事者にとってもかなり怖い病気の一つだと思います。
恵俊彰:
自分で気付くことはできるんですか?
順天堂大学医学部 齋田瑞恵准教授:
いつもより具合が悪いという程度で、おかしいなというぐらい足が急速に腫れ上がってくるんですね。
本当にスピードが早く、咽頭炎や体のだるさが一緒にある。
そういうときにはすぐにご相談していただいた方がいいと思います。
注意すべきことは

順天堂大学医学部 齋田瑞恵准教授:
溶連菌は基本的に感染経路が「飛沫感染」や「接触感染」なので、一般的な手洗い・うがい・マスクの着用が効果的です。
あとは皮膚から感染することが怖いので、足など、特に爪を切った後など清潔に保つことも非常に大切です。
脚部の傷などからの侵入が多いので、スポーツなどで負った傷や、爪を切った際の傷はすぐに消毒し、清潔に保つことが大事だということです。
弁護士 八代英輝:
足の血豆は、ちょっと運動したりランニングしたりしたらすぐできるものですから。それがリスクの高いものかどうか見分けるのは、すごく素人には難しいなと思いますね。
コメンテーター 渡辺満里奈:
子どもが本当によくかかる病気なので、子どもがかかったときはすごく気をつけなきゃいけないということですかね。
弁護士 八代英輝:
子どもが溶連菌に感染した際、子どもは劇症型になりにくいけど、大人がうつる可能性はあるってことですよね。
順天堂大学医学部 齋田瑞恵准教授:
はい、そういうことです。
恵俊彰:
お子さんがいる方は身近だと思いますよ、溶連菌って。
こういうことがあるということを、知っておくことがまず大事なのかもしれません。
(ひるおび 2024年1月22日放送より)














