アメリカで30年の歴史があるクラフトビール醸造所が1月19日、仙台市の秋保地区にオープンし、訪れた人たちが、早速できたてのビールを味わいました。海外初進出先に秋保を選び移住した創業者の思いに迫りました。
秋保に移住した全米ナンバーワン醸造家
ビールの原料となる大麦を砕きビール作りをしているのは、アメリカ人のロブ・ロブレグリオさんです。ロブさんは2012年に全米ナンバーワン醸造家に選ばれたこともあるビール職人です。

ブリューマスター ロブ・ロブレグリオさん:
「何年もかかって準備してきたので、今でも夢みたいな感じがします」

ロブさんは、19日、秋保地区にオープンした「グレートデーンブリューイング」の創業者です。宮城県の職員がアメリカまで足を運んで働きかけたことや水質も良いことから海外初進出先に秋保を選びました。

ブリューマスターロブ・ロブレグリオさん:
「アメリカの家を売って、ここから5分くらいのところに家を買ったんだけど。それが示すように、個人的にはすごく秋保を気に入っています」
5年がかりでレストランを併設した醸造所が完成。去年12月7日にはビール作りが本格化し、数種類の大麦を釜で煮出す作業をしました。

ブリューマスター ロブ・ロブレグリオさん:
「これは作った中で一番最初に仕込んだビールです。初めての機械で初めて作ったビールなので心配してたけど、出来上がりはすごく満足しています」