一連の政治とカネを巡る問題について江藤教授は支持を広げたい派閥と利益を得たい企業や団体とが結びつきやすい構図が根本にあるとも指摘します。
大正大学 江藤俊昭教授:
「票と利益の互換政治がずっと構造的にあるわけですよ。政治によって国民の幸せを求めていく政治家がたくさんいると思うんですね。それが現実の流れの派閥の中で教育を受けて支持を拡大するためには金が必要なんだと。意欲ある人でも結局は、そこの中に入ってしまって従来のシステムに入ってしまうという」
「政治資金規正法がザルだった」
その上で構造的な改革が必要だと主張します。
大正大学 江藤俊昭教授:
「日本の政党は党費だけじゃなくて国から政党助成金をもらっている。さらに企業団体から個人といいながら企業の多くからもらっているという構造を変えるいい機会だと思いますよね。
政治資金規正法がザルだったなと明らかになったので、政治家というのはすごく大事なものだと思うんですよ。でも政治を長く続けていると今までの構図にどっぷりとつかっちゃうんですね。それを断ち切るためには常に国民・県民の方を見ていかなければいけない、ということじゃないですかね」