能登半島地震の被災地支援のため宮城県東松島市の防災施設が、学校給食の食材を提供することになりました。22日は、食材を袋に入れて真空パックにする作業が行われました。
能登半島地震の被災地への支援を決めたのは、東松島市野蒜の防災体験型宿泊施設「KIBOTCHA(きぼっちゃ)」です。石川県能登町の小中学校合わせて8校の給食で使用する野菜、900食分の下処理を行うことになり県内のボランティアら11人がカットした白菜やキャベツなどを袋に詰め、真空パックにしていきました。

「宮城災害支援KIBOTCHAチーム」は、1月4日から、能登町の避難所などで炊き出しを行ないました。その際、能登町教育委員会から、学校給食へのサポートの依頼があり、支援を決めました。
参加した東松島市民:
「(震災後)いろいろな人が応援に来てもらって元気ももらった。少しでも協力しようと思ってきた」
「支援する立場になって(当時)支援してくれた人の気持ちも分かる」

宮城災害支援KIBOTCHAチーム 三井紀代子代表:
「不安を抱えた子どもたちが仲間にやっと会える。楽しみにしている給食、そこだけでも豊かな気持ちになるひとつのきっかけになる。出来る範囲の支援をしていきたい」
学校給食の支援は2週間程度続ける予定で、処理した野菜は、宅配便を利用するなどして現地に届けます。食材は全国からの寄付で賄っています。野菜は十分な量を確保していて、今はスープを作る際のシチューのルーの提供を希望しているということです。また、作業に協力してくれるボランティアスタッフも随時募っています。