「7年連続のゴールデングラブ賞を逃してめちゃくちゃくやしい」
甲斐の昨シーズンの成績は139試合に出場し、打率は2割0分2厘、10本塁打、 44打点でした。また、正捕手に定着した2017年から6年連続で受賞したゴールデングラブ賞は優勝したオリックスの若月健矢に奪われました。

―― ゴールデングラブ賞を逃したときに「今年は何一つ誇れるものがなかった」と話していましたが
「ゴールデングラブ賞を取れなかったことはめちゃくちゃ悔しかったですよ。うわっ!やっぱり落ちるんだと、でも、結局チームが勝ってないんだからと僕は思ったんで。結果を考えたときにチームを勝たせなかったのがキャッチャーの全てと思います。
オリックスの若月健矢捕手や森友哉捕手に勝っているとは思わないですし、実際に負けてます。でもそういった悔しい経験もプラスにかえていきたい。物事には絶対に意味のあるタイミングがあると心に留めているので次にいかしていきたい」
ほとんどの試合でマスクをかぶるも、エースの千賀滉大がメジャーに移籍したこともあり、チーム防御率はリーグ4位の3.27。「勝てば投手のおかげ、負ければ捕手のせい」を信条とする甲斐選手にとって苦しい1年となりました。