ネギは、東広島市志和地区の農園で生産されています。肉厚でシャキッとした食感が特徴の「サムライねぎ」です。

ねぎらいふぁーむ 八幡原圭代表
「味がしっかり乗るのが一番の特徴なので、見た目よりも味を重視して、ネギのしゃきっと感を重視して生育するので、ちょっと努力が必要」

苦労して育てても規格外のネギは毎日のように出てきます。
八幡原圭代表
「こちらが正品だが、それと比べてサイズも短かったりする。育てて、全部、出荷できるという思いで、多くの人にネギを届けたい思いはあって、泣く泣く廃棄をしていた。廃棄になるものが新しいものにかわって日の目を浴びるのはうれしい。」

「さきしま」が農家を支援できるのは本業の、だしづくりの技術があるからです。野菜などの食材を粉にしてブレンドするノウハウが、香りを残したネギの粉末を生み出しました。

その粉末のネギをどれぐらい、混ぜるのか? どこの塩と相性が良いのか? 話し合いと研究を重ね、商品の完成まで1年以上を要したそうです。

さきしま 近成一志社長
「自分のところだけがよくなるより、ともによくなった方が自分のところにも波及効果が出て、よくなるという思いもある」

ねぎらいふぁーむ 八幡原圭代表
「1回やってみて、経験しながら新しい商品を数多く出せるようにしていきたい」
さきしまが、アップサイクルの後押しをするのは、野菜だけではありません。