「コンクリートの厚さ足りなくても問題ない」現場所長の独断で工事は強行

さらに「手直しをすれば工期に間に合わなくなる。赤字にしたくない。1次覆工で強度は保たれているのでトンネルの安全性に問題はないと判断した」と話し、工事を強行したということです。
また、「何よりも自分はトンネル工事の専門家であり、本社に相談してもどうなるものではない」とも話していました、
さらにヒアリングの中で所長は『覆工コンクリートは、化粧コンクリートのようなもので厚さが足りなくても問題ない』などという発言もあったということです。
また、会見ではトンネル工事の際の掘削を行うにあたり、岩盤が崩れるか否かを計測して進めるということですが、レーダーなどを用いるなど客観的な計測を行わずに目視のみで『この山なら崩れないだろう』という判断で工事が進められていたということです。
会見ではトンネルが開通し、その後仮にトンネルの崩落など被害が発生するなどを想定し安全性の認識の有無を問われると、現場所長において安全性の認識はなかったと会社側は明らかにしました。














