問題公表半年後にようやく謝罪 現場所長「数値偽装し検査通した」

そんな中、県が問題公表してから約半年後の1月17日にようやく施工会社の「浅川組」が会見を行いました。会見では冒頭、社長らによる謝罪が行われ、これまでの問題の経緯について説明が行われました。
会社側は問題発覚後に社内に社外取締役の弁護士を委員長とするコンプライアンス委員会が設けられ従業員らへのヒアリングが実施されたということです。
浅川組などによりますと、今回のトンネル工事を担当した現場所長はこれまでに17件ものトンネル工事を担当し、社内でも経験豊富で「トンネル工事」と言えばこの人と称される“敏腕社員だった”ということです。
会見では委員会が作成した提言書も公表されました。その中では所長はヒアリングに対して、「覆工コンクリートの厚さが確保できないことを認識しながら、本社に相談することなく工事を進め、数値を偽装して検査を通した」と回答したということです。














