“3度目の正直”に賭ける男がいる。社会人年間首位打者でベストナインにも選出された大阪ガスの三井健右(25)。ドラフト注目候補として名前が挙がるも2022年、23年は指名漏れ。社会人で輝かしい実績を積んだ今年こそ、の思いは誰よりも強い。新年早々、三井の熱き胸の内に迫った。(取材:MBSアナウンサー金山泉)

 2023年は最高の結末だった。11月に行われた社会人野球の日本選手権。大阪ガスの4番DHとして全試合出場し、18打数9安打、驚異の打率.500をマークして首位打者を獲得。チームの2年ぶり日本選手権優勝に大きく貢献した。

 三井は2023年公式戦トータルでも、打率.489をマーク。社会人年間首位打者に輝き、自身2度目のベストナインにも選ばれた。「日本一にもなって、個人的にもタイトルを取らせてもらった。いい1年だったかなと思う」