鳥取県米子市で始まる自動運転バスの実証運行に向け、21日、出発セレモニーが行われました。

運転手不足解消や交通事故削減などを目的に、各地で実証運行が進められている自動運転バス。

22日から米子市で実施される実証運行は、運転手が同乗するものの、アクセル、ブレーキ、ハンドル操作などを自動で行うレベル2です。

バスにはセンサーやカメラに加え、AI技術が搭載されていて、路上の障害物や歩行者などを検知し、安全でスムーズな運行を実現しているということです。

定員はオペレーターを含めて9人。米子駅から鳥取大学医学部附属病院までの往復およそ3キロを時速40キロで走行します。

赤沢亮正経済産業大臣「自動運転の競争は、世界的に見て日本は決して先頭を走っているとは言えない状況ですので、そういう意味でも、もっともっと応援するのでもっともっと頑張ってほしい」

米子市 伊木隆司市長「運転士不足という課題を解決しつつ、安全に公共交通の充実を図れるようにという期待感を持っています。歩いて楽しいまちづくりを進めているが、その重要なパーツとして自動運転がある」

米子市は来年度、特定の条件のもと、運転手が乗らずに走行できるレベル4の実証運行の実施を目指しています。