都内の“防災井戸”どこに? 杉並区では300か所以上

東日本大震災後に東北6県261の井戸の被害状況を調査した、全国さく井協会の調査報告書ではーー
従来通り使用:81.6%
使用不能:5.4%
障害が現れたがその後も使用:13.0%

80%以上の井戸が地震などの影響を受けず、従来通り使用できたとしています。
災害時の助けになる井戸、都内でも整備が進められています。
喜入友浩キャスター
「こちら杉並区の施設には、防災井戸が設置されていて、災害時は誰でも利用することができます」
災害時に避難場所となっている区民センターには、停電時でも使用できる手押しポンプ式の井戸が2023年に設置されました。
喜入キャスター
「杉並区のこちらの住宅には、災害時に地域の方が利用できる井戸が設置されています。実は杉並区には、こうした井戸のある家が300件以上あります」
杉並区では「井戸協力の家」として、個人宅などに設置されている井戸を利用できるよう防災マップで確認できるようにしています。
今回取材した松浦さん宅の井戸は、100年以上前のものですが、今も現役。
ーー災害時の防災井戸に登録されたのは、どういう思いが?

松浦満さん(81)
「私は神戸(出身)で阪神大震災の当時、一番変だったのはお水でした。もちろんみなさんにお分けするつもりです」
杉並区民に井戸について聞くと…
ーーお住まいの地域に井戸があることを知っていましたか?
杉並区民「全く知らなかったですね。今回も能登で地震があって、水道が出ない、トイレの水がないとかいろいろ困っている方が多いですから、井戸が使えたらいいですよね」
断水に備えてどんな対策をしていますか?「みんなの声」は
NEWS DIGアプリでは『長引く断水生活…あなたの対策は?』などについて「みんなの声」を募集しました。
Q.断水に備えてどんな対策をしていますか?
「ペットボトルなど飲料水の備蓄」…41.9%
「浴槽の水張り」…7.1%
「『飲料水の備蓄』と『浴槽の水張り』の両方」…22.6%
「特に何もしていない」…28.4%
※1月18日午後11時00分時点
※統計学的手法に基づく世論調査ではありません