能登半島地震から18日目。いまだ5万戸以上が断水状態となっています。そこで活用が検討されているのが「井戸」です。新たに井戸を掘って、水を確保しようとする高齢者施設を取材しました。
【和倉温泉】温泉街に再び湯煙 道路も一部復旧

石川県七尾市の和倉温泉では、地震の影響で止まっていた源泉のくみ上げが再開されました。
和倉温泉合資会社 社長
「順調やね、順調に戻りました」
温泉を旅館に送り出すことはまだ出来ませんが、温泉街は再び湯煙に包まれました。道路の復旧も少しずつ進んでいます。
能登半島と富山県などを結ぶ「能越自動車道」と「のと里山海道」は、18日から一部の通行を再開しました。
「大人になっても一緒にいたかった」13歳の少年 教室に残る“生きた証”

あの日、時間が止まってしまった人たち。石川県の安否不明者は21人。死者は232人にのぼっています。
記者「こちらの住宅は1階部分が押しつぶされる形で倒壊しています。赤い張り紙の上には花が供えられています」

亡くなったのは中学1年生の森 銀治郎さん(13)です。
通っていた学校の教室には銀治郎さんが一生懸命生きた証が残っています
同級生「ムードメーカー。ずっと中心にいる子でした」
幼なじみ「今、非日常な生活をしているから、まだ全然実感が湧かない。大人になってからも一緒にいたかったし、中学校生活はずっと一緒にいたかったです」
担任「辛いですよね。部活も休まず来てましたし、可能性がいっぱいある子やなって思ってました」