約50年前設立 一時は1000人の従業員

パナソニックコネクトによりますと、福島工場は1970年の設立以降、ラジオやオーディオ関連製品、デジタルスチールカメラの生産などを手がけました。

2015年5月からは、パーソルファクトリーパートナーズ(PFA)と10年間の建物の賃借契約を結び、パナソニック社内外の製品の生産受託が行われてきました。

しかし、福島工場は経年劣化などで老朽化が著しく、安全性を確保することは困難な状況などとして、PFAとの契約が終了する来年5月に閉鎖する判断に至ったということです。

福島工場には、最も多い時で1980年に1000人の従業員がいました。現在は約450人が勤務していて、ほとんどは県内在住、約300人は福島市在住だということです。従業員には18日に閉鎖について伝えられ、今後の雇用については「従業員一人一人と向き合い検討していく」「最大限努力する」としています。

工場の閉鎖後の活用策については現時点で決まっておらず、今後広く探っていくとしています。閉鎖までに地域経済への影響をどれだけ小さくできるかが課題となりそうです。