須坂市の市長選挙は21日に投開票が行われます。
立候補しているのは届け出順に6期目を目指す現職の三木正夫(みき・まさお)さん74歳と、会社役員で新人の小西彦治(こにし・ひこじ)さん52歳のいずれも無所属の2人です。
須坂市では、大規模な商業施設の開業を見据えたまちづくりが、関心事となっています。
長野市と須坂市を結ぶ幹線道路沿いに建つ大きな看板。
この場所で2025年秋、大型商業施設「イオンモール」の開業が予定されています。
イオンモールは、上信越道須坂長野東インター近くの農地を活用し、計画では売り場面積およそ6万3000平方メートル。

およそ150のテナントが入るイオンモール松本を上回る県内最大規模の商業施設になる見込みです。
女性:
「できたら行きます。(どんなところが楽しみ?)いろんなお店がある」
女性:
「いろんなのが入っていて屋根があるので、天気を気にせず来れるのがありがたいかな、親としては」
子ども:
「うれしいし。いっぱいなんでも買える」
学生:
「全国的にみても大きいらしいので行ってみたいかなと」
高校生:
「めっちゃ楽しみです」
須坂市の人口は4万9000人余りで、20年の間に4000人ほど減少しています。
イオンモールへの期待の一方で、予定地から3キロほど離れた市の中心部では、一層の空洞化を懸念する声も聞かれました。
男性:
「この(駅前の)イオンがなくなっちゃうかもしれない。お年寄りには大変ですよね。だからあんまり期待はしてないかな、向こうは…」
「須坂市民のためのものだとは思わないです」

女性:
「この辺、中心地が寂しくなっちゃうような気がして心配」
中心部では、にぎわいを取り戻す試みも始まっています。
市などは2023年7月から地元の農産物や各地の名物料理などを集めたイベントを毎月開催。
12月までに家族連れを中心に延べ1万人以上が訪れ、市は、一定の成果はあったとして今年も継続する方向です。