安倍元総理が銃撃され死亡した事件。銃撃現場近くの壁面には弾痕とみられる複数の穴が見つかりました。

 殺人の疑いで送検された元海上自衛隊員の山上徹也容疑者(41)。犯行について「母親が多額の寄付をして破産した」と母親が入信する宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」への恨みを募らせたと供述しています。

 こうした中、山上容疑者の親族関係者が取材に応じ、母親の入信は“山上容疑者の父親の死が原因ではないか”と話しました。

 (親族関係者)
 「(入信後の母親は)『愛』とか『真理』が話で出てきて、生気がとぼしい感じがした。週に3~4日は家を空けていた」

 また約20年前には“山上容疑者が悩みを抱えている”と聞いたといいます。

 (親族関係者)
 「推測だが(母親の)宗教のことが1つの原因ということは間違いないと思う」

 最後に会ったのは8年前だといいますが、事件を起こした背景についてはこのように話しました。

 (親族関係者)
 「(山上容疑者の)生い立ちから知っているので、そこまで追い込まれるだけ理由があったのかと思う」