地面を覆う大量の泥。親戚にも手伝ってもらい、泥は撤去したということですが、家が大きく傾いてしまいました。

住民
「早く家を直して、こっちに住みたいという思いで、すぐに依頼したという感じですね」

17日は工事前に必要な家の水平や傾きを調査。場合によっては地盤調査も必要になるということです。

傾きを直す工事は住宅の基礎の下に穴を掘り、鉄の杭を固く安定した地盤まで伸ばして、基礎ごと持ち上げ傾きを直すというもの。

鉄の杭を入れずに傾きを直すこともできますが、軟弱な地盤の場合、鉄の杭を入れないと再び傾いてしまう恐れがあるということです。また費用は、傾きの程度や家の大きさなどによって違いますが、300万円から1000万円ほどかかるということです。

住民
「金額がまだ見えないので心配なんですけど、それは出てからまた考える」

オムニ技研 久保田宏 社長
「今回のような狭い(密集した)住宅地でやる場合は、それなりの準備をしてやらないといけない。機械も解体して運ばなければいけないなど苦労があります」

オムニ技研では早ければ今月末から工事を始めるということですが、住宅密集地で起きた家の傾きの復旧は時間がかかるとみられています。