「街が一変した」

一般社団法人・まるオフィス代表 加藤拓馬さん:
「僕にとっては、本当に見慣れた地元の街が一変した出来事でしたし、29年たった今も、決して風化させてはいけないことです」

阪神淡路大震災では、6434人が犠牲となりました。加藤さんは、当時のことを今も鮮明に記憶しているといいます。

まるオフィス代表 加藤拓馬さん:
「両親が、寝ている僕ら兄弟の上に布団をかけて両親が守ってくれた。家自体は大丈夫だったが、家の中がぐちゃぐちゃで、真横に物が飛び激しい揺れだった」

そして、外に出てみるとまちは壊滅状態だったといいます。

まるオフィス代表 加藤拓馬さん:
「道路をふさぐように、家屋が倒壊したり、家ごと道路に飛び出している光景がすごく印象的だった。地震直後は車中泊をした。母親の実家の姫路市に2次避難をした」